おなじみ平安今様「いろはうた」 仮名あいうえお47文字が
まったく かぶらないとは 忠臣蔵の志士たちもビックリです
この詩 一説には涅槃経に出てくる諸行無常偈の意訳ということ
この曲は そこに登場する 雪山(せっせん)の佛話が好きで
書きました 雪山 は釈尊が過去世で修行僧だった時の姿です
彼は真理を知る為に身を惜しまぬ信心の持ち主でした
音楽的には輪唱などイメージをよく表現できた自負を感じます
色は匂えど散りぬるを
我が世誰ぞ常ならむ
有為の奥山今日越えて
浅き夢見し酔いもせず
諸行は無常にして
これぞ消滅の法なり
消滅滅し終りて
寂滅を楽しみと為す
<意訳>
花は香るが散ってしまう
この世の誰も移り変わらぬことはない
有為の真理を今日も探究し
はかない夢や幻を見ることのないよう
もろもろのことは移り変わる
これこそが摂理なのだ
その変化を乗り越え
悩みの無い境地を楽とするのだ
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